2005~2019シーズンの日本プロ野球球団別ホームラン数

テーマ

野球で最も盛り上がるプレーのひとつにホームランがあります。近年、メジャーリーグでは「フライボール革命」と呼ばれる得点効率を重視したホームランを狙うバッティング改革が流行になっていました。野球に詳しくない一般の人にもわかりやすく、野球ファンの間でもたびたび熱い議論が交わされるホームランであるが、その本数についての注目度は特に高いものです。これまで、選手個人、チーム、時代ごとのホームラン数について多くの野球解説者、野球ファンが語り合い、考察が繰り広げられてきました。今回はその中でも、元千葉ロッテマリーンズの里崎智也氏が自身のYouTubeチャンネル「里崎チャンネル」において述べておられるホームラン数についての考察をグラフにまとめてみたい。

グラフ

【HR数の最大の要因とは!?】里崎智也がホームランの数の変化を詳しく解説!ヤクルトラミレス、広島丸、巨人ロペス、ロッテレアードの移籍、青木の北京五輪、西武ライオンズ中村の怪我、カープ鈴木誠也の台頭など

上記の「里崎チャンネル」の中で里崎智也氏がまとめられていた2005~2019シーズンの日本プロ野球球団別ホームラン数を参考に作成
参考:(YouTube>里崎チャンネル>【HR数の最大の要因とは!?】里崎智也がホームランの数の変化を詳しく解説!…

結果と考察

1. ボールの反発係数は年代によって異なる

ホームラン数に大きな影響を与える要因の一つにボールの反発係数がある。反発係数はその名のとおりボール自体の反発力を表す数字で大きいほど反発力が高くなる。シーズン中の公式戦ではホームチームがボールの種類を選んでいた。そのため、球団ごとに用いられるボールの反発係数が異なっていた可能性が高いといわれている。さらに詳しく見てみると、シーズンごとの反発係数は2010年以前には「0.40~0.42」、2011-2013年には規定以下の低反発といわれる0.41以下、2014年には規定以上の高反発といわれる0.42以上、2015年以降には約0.41と年々変化している。2010-2011の極端な低反発球時代を除けば、「打つべきチームがホームランを打ち、打てないチームはホームランを打てない」だけだといわれている。

2. ホームランを期待される選手の移籍や不調がチームのホームラン数に反映される

「今と昔で選手の力量に大きな差があるためホームラン数が変化している」という意見には疑問がのこる。里崎氏は「チームのホームラン数が大きく変化する理由は、単純にホームランを打つ選手の移籍やけが、不調によるところが大きい」と述べている。例えば、2018-2019で巨人のホームラン数が約30本増加し、広島のホームラン数が約35本減少しているが、これは年間30本ホームランを期待できる丸佳浩選手の移籍が原因ではないかと考えられる。また2008-2009でヤクルトのホームランが50本以上減少しているが、これは前年ホームラン29本のラミレス選手の巨人移籍に加え、前年ホームラン35本のガイエル選手が不調により約10本にとどまったことが原因ではないかと考えられる。さらに2013-2014の西部のホームラン数が40本増加しているが、これは前年怪我でほとんど出場機会のなかった中村剛也選手が復帰し、34本のホームランを放ったことが原因ではないかと考えられる。このように、ホームランの増減は選手の力量が急に変化することが原因ではなく、選手個人の移籍や好不調による結果ではないかと見ることができる。

まとめ

今回は里崎氏のYouTubeチャンネルをもとにホームランの本数について考えた。今回の動画を含めて「里崎チャンネル」は野球、その他のスポーツに関する新たな見方考え方が紹介されているので、興味があればぜひ見てほしい。

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