年収から沖縄のサービス職業従事者について考える

テーマ

沖縄県は観光立県として、観光業を重要な産業の一つと位置づけています。観光業を含むサービス職業従事者は「個人の家庭における家事サービス、身の回りの用務・調理・接客。娯楽など個人に対するサービス、及び他に分類されないサービスの仕事に従事するもの」と定義されています。例えば、観光案内人、飲食店主、介護職員、調理人、理容師などが挙げられいます。サービス職業従事者の割合は日本全国では18.6%沖縄県内で14.6%にもなります。今回は、年収の観点から沖縄のサービス職業従事者について考えてみました。

グラフ

サービス職業従事者の総数を分母として、年収別人口割合を柱状グラフ(ヒストグラム)として作成。左(青)が全国右(赤)が沖縄
(参考: 平成29年就業構造基本調査

結果と考察

1. サービス職業従事者の年収分布は300万円以下に集中している

比較として、以前作成したすべての職業の年収別人口分布を示す。上で示したサービス職業従事者の年収別人口分布は、下で示した全体の年収別人口分布と比べて、300万円以下に集中していることが分かる。特に全国に関してはこの傾向が顕著に現れている。

2. 全国に比べて沖縄のサービス職業従事者の年収は少し高い傾向にある

サービス職業従事者の年収分布をみたとき割合が最も高いのが、全国では「~99万円」の38.9%であったのに対して、沖縄の場合は「100~199万円」の36.5%となっている。わずかな違いではあるが、沖縄のサービス職業従事者のほうが高い傾向が見られた。

3. 正規職員・従業員に限定すると全国のほうが高い

一方で、正規職員・従業員に限定すると全国のほうが高い傾向にある。最も分布の割合が高くなるのは全国、沖縄ともに「200~299万円」であるが、続いて高いのが全国では「300~399万円」の22.4%沖縄では「100~199万円」の31.5%と大きな違いが出てくる。

まとめ
サービス職業従事者は全体と比較して安い賃金で働いている。また、その多くがパートやアルバイトなどの非正規雇用者である。沖縄がこれから観光立県としての発展していくためには、全国と同程度かそれ以上の収入を得られるようにバックアップしていかなければならない。

ぜひコメントお願いします。
データ提供・グラフ作成依頼も募集しております。

PAGE TOP