年収から沖縄の医療・福祉従事者について考える

柱状グラフ

テーマ

新型コロナウイルス感染拡大に伴い、医療・福祉従事者に注目が集まる機会が増えています。医療・福祉従事者とは、医療,保健衛生,社会保険,社会福祉及び介護に関するサービスを提供する事業所で仕事に従事するものと定義されます。具体的には、医師、歯科医、看護師、福祉相談員などが挙げられています。医療・福祉従事者は感染拡大の最前線に立っています。今回、このような医療・福祉従事者の年収について気になったので、グラフにまとめ考えてみた。

グラフ

全国、沖縄県の医療、介護従事者全体の人口を分母として、それぞれの医療、介護従事者年収別人口の割合を柱状グラフ(ヒストグラム)として作成。
左(青)が全国。右(赤)が沖縄。
(参考:平成29年就業構造基本調査
「年収別人口割合 = (該当する年収の医療従事者の人口)/(医療従事者全体の人口)」

結果と考察

1. 医療、介護従事者の年収が高い人の割合は、全国よりも沖縄の方が低い傾向にある

全国の医療従事者の年収分布と比較すると、沖縄の医療、介護従事者の年収分布は100~199万円と200~299万円に集中していることが分かる。これらを併せると、年収が100~299万円の医療、介護従事者の割合は、全国で44.5%、沖縄で55.8%と沖縄の方が高くなっている。一方で年収300万円以上で比較すると、いずれの年収区分でも全国の方が割合が高い。つまり、医療、介護従事者では年収の高い人の割合は全国の方が高いということがわかる。

2. 正規職員・従業員に限定しても沖縄の方が低い傾向にある

以下に医療介護従事者の正規職員・従業員の年収分布を示す。最も人口割合が高い年収区分は全国、沖縄ともに200~299万円となっている。しかし、グラフ全体の概観を見ると全国の方が右に分布している、つまり、年収が高い方に多く分布している。沖縄の賃金は低いといわれているが、医療介護従事者においてもその傾向があることが分かった。

3. 全職業と比較して、医療、介護従事者の年収は高い傾向にある

以下に全職業の年収別人口割合と医療介護従事者の年収別人口割合の比較を示す。最も人口割合が高い年収区分は、全職業で100~199万円、医療介護従事者で200~299万円となっている。また、全体の概観として医療介護従事者のほうがグラフが右によっている、すなわち年収が高い傾向にあることが分かる。

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