Bリーグ4年間の「琉球ゴールデンキングス」を振り返る

分布図

テーマ

Bリーグが始まって4シーズンが経ち、琉球ゴールデンキングスは3季連続の西地区優勝をつかみました。これまでの4シーズンで多くの選手の獲得、移籍があり、3人のヘッドコーチがチームを率いました。選手、コーチが変わればチームカラーが変わります。これまでの4シーズンでチームとしての「琉球ゴールデンキングス」はどのように変化してきたのか、また、これから琉球ゴールデンキングスが強くなるためには何が必要なのか。今回は、それらを考えるための指標としてNBAで用いられるチームスタッツ「攻撃効率 ORtg (Offensive Rating) 」と「守備効率 DRtg (Defensive Rating)」に注目してグラフにしました。

グラフ

2016-17シーズンから2019-20シーズンの琉球ゴールデンキングスの攻撃効率ORtgを横軸、守備効率DRtgを縦軸としてその変遷を分布図として作成
(参考:Basketballnavi.DB2019-20シーズン B1 クラブスタッツ順位表
攻撃効率 ORtg (Offensive Rating) = 100回の攻撃で得られる平均得点
守備効率 DRtg (Defensive Rating) = 100回の守備で失う平均失点

結果と考察

1. 強いチームには「高いレベルでの攻守のバランス」が必要

以下に、2016-17シーズンから2019-20シーズンまでのBリーグ各クラブの攻撃効率、守備効率の分布図を示した。ここで改めて、攻撃効率ORtg (Offensive Rating)とは、「あるクラブが100回の攻撃で得られる平均得点」である。また、守備効率DRtg(Defensive Rating)とは、「あるクラブが100回の守備で失う平均失点」である。今回のグラフの見方としては、右に行くほど攻撃効率がよく、下に行くほど守備効率がよい。以下のグラフを見ても明らかなように、勝率の高い上位チームは右下に分布している。チームが強くなるためには「高いレベルでの攻守のバランス」が必要であることを再確認した。

2. 琉球ゴールデンキングスの攻撃効率は年々高まっている

琉球ゴールデンキングスのグラフに注目すると、年々右に移動していることが分かる。これは、攻撃効率が年々高まっていることを表している。具体的に言えば、琉球のゴールデンキングスの攻撃効率および(攻撃効率順位)は、95.4(15位)→100.0(9位)→103.4(8位)→105.9(7位)と年々改善されていることが分かる。琉球は守備のチームであるという印象が強いが、3年連続の西地区優勝の原動力は進化し続けた攻撃力にあったのかもしれない

3. 琉球ゴールデンキングスが勝ち続ける鍵は守備効率の改善にある

琉球ゴールデンキングスが守備のチームであるという印象が強い。実際、琉球ゴールデンキングスの守備効率および(守備効率順位)は、97.1(5位)→90.5(1位)→95.1(4位)→99.4(9位)と常に高い水準を保っている。今シーズンは有力選手の移籍やHCの途中交代など苦しい戦いが続いた結果、守備効率の悪化にという結果を生んだのかもしれない。来シーズンにむけて守備効率を高めていくための選手獲得や戦略構築が上手くいけば、攻撃効率の向上と併せて琉球ゴールデンキングスは常勝軍団となることができるかもしれない。

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